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行政書士に依頼するメリット
入管への申請取次を行政書士に依頼するメリットとは
できるだけお金をかけずに手続きをしたい、というのは誰しもが思うことです。確かに専門家に依頼すればお金がかかります。しかし申請取次を行政書士に依頼すれば、いろいろなメリットもあります。ここでは、在留資格の申請手続きを行うことができる「申請取次行政書士」に依頼するメリットについて解説します。
申請取次行政書士とは
申請取次行政書士とは、様々な行政手続をサポートする行政書士の中でも、特に外国人の出入国管理に関する業務を行っている行政書士のことを指します。行政書士の資格を取得した上で、出入国に関する一定の研修を受け試験に合格すると、申請取次行政書士の資格を得ることができます。
申請取次行政書士と一般の行政書士の最も大きな違いは、入局管理局に本人が出頭する必要があるかどうか、という点です。一般的な行政書士であっても申請書類を揃えることはできますが、申請の際は本人が入局管理局に出頭しなければなりません。対して申請取次行政書士の場合は、この本人の出頭が免除されます。
不許可リスクが減る
申請取次行政書士に依頼する最も大きなメリットは、不許可のリスクを減らせるという点です。ビザ申請は慣れていない人が手続きをすると、提出書類の不足や不備、説明不足で不許可になってしまうことがあります。不許可になれば「不許可の申請書類」は入国管理局に残り続けるため、その後の再申請や更新のときにまで影響が及ぶ可能性もゼロではありません。その点、申請取次行政書士は法的知識が豊富な上、過去の許可事例、不許可事例を把握しています。最新の動向も頭に入っています。もちろん揃えなければならない書類も分かっているので、許可の可能性をぐっと上げることができるのです。
万が一不許可になったときに頼ることができるのも、専門家に依頼したときのメリットです。不許可になった場合は入管へ行き理由を確認することもできますが、曖昧な説明も多いため、しっかり理解できないまま説明を受けることがよくあるのです。申請取次行政書士は、自分が関わった案件については不許可理由の確認に同席することが認められているため、ひとりでの確認に不安がある人にとっては頼りになる存在でしょう。豊富な知識があればこそ審査基準と比較してより具体的に不許可になった理由を絞り込むこともできるので、再申請で許可を取れる可能性も高くなります。
時間を有効活用
申請のために役所や入国管理局に行くのは、時間も労力もかかります。分からないことがあればその都度管理局に電話して尋ねることになりますが、入局管理局の電話は繋がらないことも多いです。またお役所ですから土日は開いていないので、平日に時間を作らなければなりません。場合によっては何度も仕事を休む必要すら生じます。また入国管理局は人が多く、行く度にかなり待たされます。数時間待つのは当然として、場合によっては半日以上かかってしまうことも。時間と労力のロスは肉体的にも精神的にもかなりの疲労となりえます。
労力を削減
申請取次行政書士に依頼すれば、こうした時間と労力をかける必要はなくなります。専門家が書類作成を行ってくれるので、効率的に書類を準備することが可能です。また申請者の入局管理局出頭が免除されるので、長時間待つ必要も、仕事を休む必要もありません。入管からの問い合わせがあっても代わりに対応してもらえるので、じっとストレスや不安を抱える必要もありません。
申請取次行政書士に依頼すれば、いろいろなメリットがあり、自分で申請するよりもスムーズにビザを取得できます。ただし当然お金はかかるので、費用については念入りに見当するようにしましょう。当事務所をはじめ「再申請は無料」「不許可の場合は料金返還」などのサービスを行っている事務所もあるので、ご自身のニーズに合ったところを探してみてはいかがでしょうか。
プロフィール
2009年4月 行政書士個人事務所を開業
2012年8月 個人事務所を行政書士法人化し「さむらい行政書士法人」を設立
専門分野
外国人VISA・在留資格、外国人雇用・経営管理、永住・帰化申請
入管業務を専門とし、年間1000件以上の相談に対応
